嘔吐物や残飯がトイレ詰まりの原因になったときの解消法とは

「突然やってきた吐き気を我慢できず、トイレに吐いてしまった。」

「残飯処理が面倒で、食べ物をトイレに流してしまった。」

その直後にトイレが詰まったとなると、考えられる原因は嘔吐物や残飯だと想像がつきますよね。
嘔吐物も残飯もまとめていえば、「食べ物」です。
台所の排水から小さな食べ物のかけらが流れていくこともあり、そう考えるとついつい「トイレに流しても大丈夫かな?」と考えがちです。

しかし、これらのものはトイレを詰まらせる大きな原因になりえます。
場合によっては、あなたが想像する以上に手ごわい詰まりの原因へと姿を変えることも…。
今回は嘔吐物や残飯がトイレ詰まりの原因になったときの解消法を紹介しますね。

嘔吐物や残飯は詰まりやすい?排泄物とは異なる?

普段からトイレに流している排泄物は、私たちが口にした食べ物のなれの果てでもありますよね。
そう考えると、元は食べ物であった嘔吐物や残飯もトイレに流して問題ないように思えるかもしれませんが、これは大きな間違いです。

嘔吐物や残飯、排泄物の違いは?

いつもトイレに流している排泄物は、体の中で消化された食べ物のかすです。
ちょっと汚い話ですが、大便に食べ物が原形を保ったまま混ざっていることは少ないですよね。
もちろん、その人の体調などにもよりますが…。

一方、嘔吐物は排泄物と同じように一度体の中に取り込まれていますが消化されきれておらず、食べ物の形がある程度保たれていますよね。
残飯になると、さらに大きな塊になってしまいます。

未消化の食べ物が詰まる

しっかりと消化された食べ物のなれの果である大便と、未消化で食べ物の原形を保っている嘔吐物や残飯では、流れやすさに違いがあるのは一目瞭然ですよね。
また、嘔吐物や残飯がやっかいなのは、油分を多く含んでいる可能性がある点です。

油は温かいところでは液状を保ちますが、冷たいところだと固まってしまいますよね。
水が流れているトイレの排水管の中は冷たくなっており、ここに嘔吐物や残飯の油分が流れ込むと、排水管に油分が固まってこびりついてしまいます。

油分のこびりつきが何度も繰り返されると、次第に水の通り道が狭くなり、最終的には簡単にトイレットペーパーなどが詰まるようになるのです。

解消法を実践する前の下準備

今まさに嘔吐物や残飯のせいでトイレが詰まっているなら、すぐにでも詰まりを解消したいところですが、その前に嘔吐物や残飯を取り除くための下準備が必要です。

嘔吐物や残飯は撤去しづらい

嘔吐物や残飯が詰まりの原因となっているなら、おそらく便器の水の中にはたくさんの食べかすが浮かんでいますよね。
水の中に食べかすが残ったまま詰まりを解消すると、結局食べかすが水と一緒に流れていき、ふたたび詰まってしまう可能性も考えられます。

今は詰まらなくても、長い目で見るとなるべく食べかすは流さないほうが賢明です。
つまり、解消法を実践する前に水の中に浮かんだ食べかすを可能な限りすくいだしておく必要があるわけです。

食べかすは細かく、ビニール袋をはめた手で取ろうとするとキリがありません。
キッチンペーパーなどで絡め取るようにすると、今度はキッチンペーバーを大量に消費します。

バケツなどで水ごとすくいだしても良いですが、食べかすが混ざったその水はどこに捨てますか?
詰まりが解消された後にトイレに流しては意味がないので、必然的に台所に捨てることになるでしょうが、衛生的にも精神的にも台所の流しにトイレの汚水は捨てたくありませんよね。

嘔吐物や残飯をすくうならペットボトルしゃくし!

嘔吐物や残飯のカスを水の中からすくいだすのは、簡単なことではありません。
しかし、ここで紹介するペットボトルしゃくしを作れば、簡単に便器の水に浮かんでいる食べかすだけ取り除けます。

用意するもの

・ペットボトル…大きいサイズのほうが食べかすをすくいやすいのでおすすめです。
・ペットボトルのキャップ…のちのち使うので、キャップは捨てないでください。
・ラップ
・輪ゴム

材料はこれだけです。
ペットボトルを切るためのハサミかカッター、穴をあけるためのつまようじもあわせて用意してください。

ペットボトルしゃくしの作り方

これがペットボトルしゃくしの完成形です。
この形になるように、次の手順で作業をすすめていきます。

1.ペットボトルを切る

完成形の写真のように、ペットボトルを切ります。
柄の部分を残して切ることで、自分の手をトイレの汚水に突っ込むことなく、食べかすをすくえます。

2.ラップをペットボトルにかぶせる

ペットボトルの切り口部分を覆うように、ラップをかぶせます。
このとき、画像の赤い線のように中央部分をたるませると、食べかすをすくいやすくなります。
ラップなので勝手にペットボトルにはりつますが、念のため輪ゴムでおさえておきましょう。

3.中央のたるみ部分につまようじで穴をあける

ラップのたるみ部分をつまようじで20回ほど刺して、小さな穴をたくさん作ります。
ここから水だけが流れていき、ラップ部分に食べかすが残ってくれるわけです。
穴が大きすぎると残飯も一緒に流れていってしまうので気をつけましょう。

4.キャップは外したままにしておく

ペットボトルのキャップは今は外しておきますが、後で使うかもしれないのでなくさずにとっておきましょう。

ペットボトルしゃくしは、これで完成です。
最後にたるみ部分に水道から水を注いで、問題なく流れるか確認してくださいね

ペットボトルしゃくしの使い方

完成したペットボトルしゃくしの使い方は簡単です。
水の中に浮かんでいる食べかすをすくって、用意しておいたバケツやビニール袋に捨てるだけです。
ラップ部分に穴をあけており、キャップも外しているので水がたまらずに画像のように食べカスかすだけをすくえるのです。

水のうえあたりに食べかすがプカプカ浮いているなら良いのですが、重さでトイレの排水溝部分に溜まっている食べかすもあるかもしれません。
こういった場合は、ペットボトルしゃくしかいらない棒などで軽く水をかき混ぜましょう。
一時的に食べかすが水中に浮かぶので、底にたまった食べかすも取りやすくなります。

おすすめできる2つの解消法

ペットボトルしゃくしは下準備に使うものであり、当然これだけでは詰まりを解消できません。
嘔吐物や残飯がトイレに詰まったときにおすすめできる解消法は、2つあります。

解消法①ラバーカップ

ひとつめは、詰まりを解消する最もポピュラーなアイテムである「ラバーカップ」を使った解消法です。
ラバーカップはトイレの排水溝部分に密着させて真空状態を作り、柄をグイッと引いて吸引力を生み出すものです。
吸引力によって水が吸い戻され、詰まりの原因となっている嘔吐物や残飯の壁も崩れるわけです。

柄の部分を引くだけでなく押すことでも水圧を生み出せるため、詰まりを解消できます。
しかし、嘔吐物や残飯はなるべく流したくはないので、柄の部分をグイッと引いて水と一緒に詰まっていた嘔吐物や残飯も排水溝部分に吸引したほうが良いでしょう。

ラバーカップの使い方はトイレの詰まりをラバーカップ(すっぽん)で解消するコツとは?を参考にしてください。

解消法②真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーはラバーカップの柄の部分がポンプになったものです。
ポンプ部分のハンドルを押したり引いたりすることで、簡単に吸引力や水圧を生み出せます。
ラバーカップに比べて簡単に強い力を生み出せるので、高い効果が期待できます。

基本的な使い方はラバーカップとほぼ変わらず、カップ部分を密着させてハンドルを引くだけです。
ラバーカップに比べて知名度は低いですが効果は高いので、これからラバーカップを購入しようと考えているなら真空式パイプクリーナーを検討しても良いでしょう。

真空式パイプクリーナーの使い方はトイレつまりをパイプクリーナーで解消?正しい使い方とは?を参考にしてください。

ペットボトルしゃくしと組み合わせた使い方!

具体的にペットボトルしゃくしと、ラバーカップ、真空式パイプクリーナーを組み合わせた使い方の手順を紹介しますね。

1.ペットボトルしゃくしで食べかすをすくいだす

便器の水の中に食べかすがただよっているなら、ペットボトルしゃくしですくいだします。
すくいだした食べかすは、ビニール袋などにまとめておきましょう。

しゃくしに食べかすがたまると、穴が詰まって水がすべて流れるのは難しくなります。
食べかすと一緒に多少の水分も捨てることになるので、ビニール袋の底面にキッチンペーバーなどを敷いておくとなお良いですね。

2.水の量を調節する

ラバーカップ、真空式パイプクリーナーを使うときは、便器の中の水量が重要です。
ラバーカップならカップ部分を排水溝に密着させたときに、カップ部分が覆われるくらいの水量が適しています。

真空式パイプクリーナーは、排水溝部分に密着するなら水量が少なくても問題ありません。
しかし、思うように密着しないならラバーカップと同じくらいの水量が必要です。

水量が少ないなら、バケツなどを使って便器内に水を足しましょう。
水が多すぎる場合は、ペットボトルしゃくしのラップ部分を外して、キャップをつけましょう。
これで簡単に水をすくいだせます。

3.ラバーカップ、真空式パイプクリーナーで詰まりの壁を崩す

ラバーカップ、真空式パイプクリーナーを何度か使用し、詰まっている食べかすの壁を崩します。

4.詰まっているものが戻ってきたら、すくいだす

ラバーカップ、真空式パイプクリーナーで吸引すると食べかすが戻ってくることがあります。
自然と水と一緒に流れていってしまうものは仕方がありませんが、便器にたまってくる食べかすは、ペットボトルしゃくしですくいだしましょう。

手順2でラップ部分を外しているので、もう一度新しくラップを被せて穴をあけて使いましょう、

5.バケツで水を流して、詰まりが解消されたか確認する

何度か作業を繰り返していると、水位がぐっと減ったり、大量の食べかすが逆流してきたり、なにかしらの変化が見られます。
変化が見られたらバケツに汲んだ水をゆっくりと流してみましょう。

スッと水位が減るようなら、詰まりは解消されているはずです。
詰まりが解消されていない状態でいきなりレバーで水を流すと、便器から水が溢れ出す危険もあるので注意してくださいね。

油分の塊が原因なら、業者への依頼が必要

詰まりの原因が嘔吐物や残飯なら、ラバーカップや真空式パイプクリーナーで解消できる可能性が高いです。
ただし、素人ではどうにもできないケースもあります。
それは、嘔吐物や残飯が頻繁に流されて、油分が排水管に固まって詰まってしまった場合です。

油分の固まりは食べかすとはわけが違い、管にビッタリとこぼりついています。
少々の吸引力や水圧を生み出しても意味がないのです。
普段から嘔吐物や残飯をトイレに流しており、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使っても解消できないとなると、油分の固まりが原因となっている可能性もあります。

この場合はおとなしく業者を頼んで、プロの技に頼りましょう。

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まとめ

意外とトイレに嘔吐したり、カップラーメンの汁などの残飯をトイレに流してしまう人は多いです。
一度や二度であれば問題はないでしょうが、積み重なると素人では対応できない大きな詰まりの原因に発展する可能性もあります。

今回紹介した解消法を実践して詰まりが解消できたら、今後はトイレに吐いたり残飯を流すのはやめましょう。

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