トイレの詰まりは放置したら直る?時間はどのくらい放置するの?

あなたは普段使っているトイレが突然詰まったら、どう思うでしょうか?
もしかしたらあまりに突然のできごとに呆然として、現実から逃れるように放置してしまうかもしれませんね。

現実から逃げるようにトイレの詰まりを放置するのは良いことではありません。
しかし、数時間放置することでトイレの詰まりが自然と治ってくれるケースも実際にあるのです。
ただ、なんでもかんても放置して良いわけではありません。

ここでは、放置することで直るトイレの詰まりの原因やコツについて紹介していきます。

トイレの詰まりが放置するだけで直るのは「溶ける」から!

トイレの詰まりがなにもせずに数時間放置するだけで直るなら、自分の手もトイレの床もなにひとつ汚さずに問題が解決できてしまいます。
これほど嬉しくて安心できることもありませんよね。

ただし、どんな詰まりも解決できる魔法のような方法ではありません。
直るかどうかはトイレの詰まりの原因次第です。
直る可能性がある原因と直らない原因を紹介しましょう。

放置で直る可能性があるのは、トイレットペーパー!

トイレの詰まりが放置するだけで直ってしまうのは、時間が経つことによってトイレに詰まっているものが水の力で溶けてしまうからです。
この仕組を考えると、放置していて直る可能性がある原因はすぐに分かりますよね。

そうです。
トイレットペーパーの詰まりです。
トイレットペーパーはトイレに流すことを前提に作られており、通常の紙よりも水に溶けやすい繊維構造になっています。
とはいっても、溶けやすさを過信しすぎて一度に大量のトイレットペーパーを流せば、水によって溶ける前に詰まってしまうのです。

もし、大量のトイレットペーパーを使った心当たりがあるなら、放置するだけで詰まりが解消できるかもしれません。

放置していても直らないのは、トイレットペーパー以外の「異物」

放置する方法は、水の力で詰まっているものを溶かして詰まりを解消するものです。
溶かすといっても実際には、水がプラスチックやガラスを溶かせるわけはありませんよね。
そのため、放置していても直らない原因は水に溶けない「異物」全てです。財布、スマートフォン、タバコの箱、スポンジ、ハンカチ…。
挙げはじめるとキリがありませんね。

分かりやすくいうと、「トイレットペーパー以外が詰まっていたら、放置しても意味がない。」ということですね。
上で挙げたようなものは明らかに水に溶けないので想像しやすいですが、中には次のような「これは水に溶ける」と勘違いしやすいものもあるので注意してくださいね。

ティッシュペーパーは厳しいかも

「トイレットペーパーがOKなら、ティッシュペーパーを流してしまったときも良いの?」と考えるかもしれません。
確かにティッシュペーパーも水につけておくことで繊維の絡みがもろくなりますが、トイレットペーパーほどではありません。
本来ティッシュペーパーは水に溶かして流すことは想定していませんから、トイレットペーパーよりしっかりとした繊維構造になっているのです。

時間を放置してまったく繊維がほぐれないというわけではないので、可能性はゼロではありません。
ティッシュは水を含んで膨らむこともないので、他に為す術がないなら一度試してみるのも良いかもしれません。

ただし、基本的に放置しても直らないと考えておいたほうが良いでしょう。

「流せる」と宣伝している商品

世の中には名前の頭に「流せる」とついた商品がたくさんありますよね。
流せるお掃除シート、流せるお掃除ブラシ、流せるペットの砂、流せるトイレクリーナーなど…。
こういった商品は、さっとトイレに流してしまいがちですよね。

しかし、流せる商品は「流せる」と書いてあるにも関わらず、水に濡れてもほぐれにくく詰まりやすい商品なのです。
流せる商品を流した後にトイレが詰まって時間を放置しても、詰まりが解決する可能性は低いです。
特に流せるペットの砂は、水分を含むと膨らむので時間を置くほど事態は悪化します。

なぜ「流せる」という名前なのに「流れない」という矛盾が起きているのか?
簡単にいうと、はっきりとした品質基準がないからです。
トイレットペーパーは日本で定められた規格にそって作られているので、普通の使い方をすれば水に溶けて流れます。

しかし、流せるという名前がついている商品には規格がないため、それぞれの事業者が独断で流れるか判断し、商品の製造、販売を行っているのです。
何度も試験を繰り返して、本当に流せる商品として販売されているものもあります。
しかし、現実は流せる商品の多くが水に溶けない、ほぐれにくい製品となっているのです。

オムツ、生理用品、ペットシート

オムツ、生理用品、ペットシートも紙からできているので、時間を置けば溶けそうな気がしますよね。
しかし、オムツや生理用品、ペットシートには吸水ポリマーが使われているので、詰まった状態で放置しておくとさらに水を含んで詰まりを悪化させてしまいます。

放置する時間と水位を確かめるコツは?

放置する方法はトイレットペーパー(希望は薄いがティッシュペーパー)にのみ有効だということがわかりましたね。
実際にどれくらいの時間放置すればよいのか、水位を確かめるコツも合わせて説明しましょう。

放置時間の目安は2~3時間

トイレに大量のトイレットペーパーが詰まったと感じたときには、2~3時間詰まったままの状態を放置してみましょう。
放置時間の目安は、実際にどれくらいの量のトイレットペーパーが詰まったのかで変わってきます。場合によっては30分から1時間程度で詰まりが解消されることもあります。

実際にトイレットペーパーを長時間水につけてみたので、その様子をごらんください。

写真はペットボトルで作った筒にトイレットペーパーとティッシュをぎゅうぎゅうに詰め込んだものです。
ペットボトルで作った筒はトイレの排水管をイメージしており、1番にトイレットペーパー、2番にティッシュペーパが詰め込まれています。
これを水に長時間つけてみます。

この写真は3時間後の写真です。見た感じではトイレットペーパーとティッシュペーパー、どちらも大きな変化はないように思えたので、水を流してみました。どちらにも同じタイミングで上から水を注ぎましたが、トイレットペーパーは一瞬で水が流れ落ちたのに対して、ティッシュペーパーは水の流れが非常に悪かったです。

この写真はトイレットペーパーとティッシュペーパーを取り出してみた写真です。トイレットペーパーは棒でかき混ぜるとバラバラと分離しましたが、ティッシュペーパーは分離せず固まったままでした。
このことからもトイレットペーパーは放置するだけで詰まりが解消される可能性があり、ティッシュペーパーは難しいことが分かるかと思います。

この方法はただ放置するだけなので、可能なら30分ごとを目安にトイレの様子を確認しにいくと良いでしょう。
もし、2~3時間経ってもまったく変化がなく詰まりが解消されないという場合には、トイレットペーパー以外のものが詰まっている可能性も出てきます。

家族で住んでいると小さな子どもがなにか落とした可能性も捨てきれませんよね。
時間をおいても変化がないなら、別の解決方法や水道業者の利用を検討したほうが良いでしょう。

放置後の水位はトイレットペーパーで確認するべし!

この方法はただ放置するだけですが、放置前と後で水位の変化を確認しなければただ時間をムダにすることにもなりかねません。
水位の変化なんて誰でも簡単に確認できますよね!
はたして本当にそうでしょうか?

目印がない便器は水位が確認しにくい!

便器いっぱいまであった水位が普段の水位まで減っていれば変化は一目瞭然です。
しかし、便器には印になるものもないので、微妙な水位の変化だと気づきにくいと思いませんか?
事前にスマートフォンやカメラで水位の写真をとっておくとまだ良いですが、やはり便器に目印になるものがないと意外と変化がわかりづらいものです。

そこで、簡単に水位の変化をチェックするコツをお教えします。その方法は、トイレットペーパーで便器に目印をつける方法です。

まず写真にあるようにトイレットペーパーをなるべく細長く切ります。
このトイレットペーパーの先端を軽く便器の水につけてください。
すると、トイレットペーパーが水の力で便器にピタッとはりつきます。後は先端部分を今の水位にぴったりと合わせれば目印の完成です。
2~3時間後にトイレットペーパーの先端より水が減っていれば、水位が変わっているのが一目瞭然ですよね。

これなら、便器にペンで線をいれたり定規を便器の水で汚すことなく、簡単に水位の変化を確認できます。
ちなみに大丈夫かとは思いますが、トイレットペーパーを何枚も重ねて印を作らないでくださいね。
このトイレットペーパーも詰まりの原因になったら笑えません。
さっとちぎった程度のトイレットペーパーなら、流れても問題はないでしょう。

「少し水が流れる」と「まったく水が流れない」は大きな違い

「わざわざそんなことする必要ある?」と思うかもしれませんが、ぜひこの方法をおすすめします。
時間をおいて水位が大幅に減りいつもどおり戻っていれば、それでめでたしめでたです。

しかし、中にはたったの数センチだけ水位が変化したり、まったく水位が変化しないケースもあります。
数センチだけでも水位が変化しているということは、まだほんの少しではありますが水が流れる隙間があるという証拠ですよね。
一方、水位がまったく変化しないなら、完全になにかが詰まって水が流れる隙間もないということです。

この違いは今後の対策を決める大きな材料になりますし、水道業者にとっても修理の際の大切なひとつの情報になるのです。
面倒かもしれませんが、数時間放置するならトイレットペーパーで目印をつけてみてくださいね。

トイレの詰まりを放置した時の3つの注意点

詰まりを放置して治す方法は、これといって特別なにかするわけではありません。それでも詰まりを放置する場合には、注意しなければいけないことがあります。

注意点①…詰まりの原因がトイレットペーパーである確信をもつこと

放置する方法は、詰まりの原因がトイレットペーパーである場合にしか効果を発揮しないと思ってください。
もし、つまりの原因が水に溶けない異物、中でも水を吸収するオムツやナプキン、ペットシートなら放置しているうちに事態が悪化する可能性もあります。

「これは確実にトイレットペーパー詰まらせたな…。」と確信できたときだけ、この方法を使いましょう。

注意点②…水位が減ったからといっていきなりレバーを動かさない

2~3時間放置して水位が減ったからといって、まだ安心してはいけません。
水位が減ったのは2つの理由が考えられます。

・詰まったトイレットペーパーが完全に溶けて、水位が減った
・詰まったトイレットペーパー、もしくは異物の隙間から水が流れて水位が減った

前者なら問題ありませんが、後者ならまだ詰まりが解消できていない可能性があります。
この状態でレバーを引けば、便器にまた水がたまりあふれる危険もあります。

水位が減ったのを確認してもすぐにはレバーを動かさず、一度バケツに汲んだ水を様子を見ながら流しましょう。

注意点③…必要以上に放置しない

トイレットペーパーの詰まりなら、2~3時間置けばある程度解消できます。完全に水位が戻らなくても、水位の減りは確認できるでしょう。
こういった場合ならもう少し放置しておくのも一つの手ですが、まったく変化がないなら別の方法を試しましょう。
見当違いで生理用品やオムツが詰まっていたら、時間を置くほど状況は悪くなってしまいます。

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さいごに

トイレットペーパーが詰まった程度のトイレ詰まりなら、ただ2~3時間放置するだけでつまりが自然と解消する可能性があります。
もし、自分が用を足してトイレットペーパーを大量に使った直後に詰まったのなら、一度落ち着いて時間をおいて放置するのも良いでしょう。

ただし、必ずこの方法で解消できる保証はありません。
念のため、放置している間に次の解消方法や依頼をする水道業者に目星をつけておきましょう。

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