トイレの詰まりをラバーカップ(すっぽん)で解消するコツとは?

あなたはトイレの詰まりを解消するとき、ラバーカップで詰まったものをぐいぐい押し流そうとしていませんか?
もしそうなら、あなたのラバーカップの使い方は間違っています。
場合によっては詰まりを解消するどころか、詰まりを悪化させる危険もあるNG行為なのです!

トイレの詰まりを解消する方法としてはポピュラーなラバーカップですが、実はあなたのように間違った使い方をしている人は多いのです。
ここでは、ラバーカップの選び方、正しい使い方を動画を交えて紹介するので、参考にしてみてくださいね。

ラバーカップで対応できる詰まりの原因は?

トイレの詰まりの原因を解消するコツをご存知ですか?
それは「原因に合った対策を実践する」ことです。
トイレットペーパー、ティッシュ、スマホ、子どもが流したおもちゃなど、トイレの詰まりの原因はさまざまですよね。

今回紹介するラバーカップで対応できる詰まりの原因は、どんなものなのでしょうか?

基本は、流れても問題ない紙類!

ラバーカップはトイレ詰まりの万能アイテムというイメージがありますよね。
しかし、基本は排水管に流れていっても問題がないトイレットペーパー、ティッシュ、流せるお掃除シートといった紙類が詰まりの原因のときしか使えないと覚えておきましょう。

後で説明しますが、ラバーカップを間違った方法で使ってしまうと、詰まっているものを奥へと押し流してしまう危険があります。
トイレットペーパーなどの紙類は、排水管の奥の方へ流れても基本的には問題ありません。
また、排泄物も奥に流れていっても問題ありませんよね。

しかし、スマホやライター、子どものおもちゃといった明らかにトイレに流してはいけない固形物は、奥へと流れていっても詰まりを悪化させるだけです。
基本的には固形物に対してラバーカップを使うのは控えたほうが良いでしょう。

・お腹の調子が悪すぎていっぱい大便が出てしまった

・トイレットペーパーを大量に流しすぎた

・鼻をかんだティッシュを流してしまった

・流せるお掃除シートが詰まったのかも…

こういうケースなら、ラバーカップが大活躍するときです。

自己責任で固形物に使うという手も

先ほど「固形物に対してラバーカップを使うのは控えたほうが良いでしょう。」と言いました。
なぜなら、間違った使い方をすれば状況を悪化させる危険があるからです。
場合によっては数万円、数十万円の修理費がかかるケースに発展する可能性もあります。

基本的にラバーカップを使うのは控えたほうが良いですが、「正しい使い方をする」「3分程度の使用にとどめる」「なにが起こっても自己責任」という3つのポイントを理解できるなら、ラバーカップを使用しても良いかもしれません。

というのも、ラバーカップは正しい使い方をすれば、詰まっているものを排水管側ではなく便器側、つまりあなたの方に引き寄せられる可能性があるのです。
また、正しい使い方なら3分程度使えばなんらかの結果が出るはずです。
もし、3分使っても固形物が引き寄せられてこないなら、排水口に完全に詰まっている可能性があります。

なにが起こっても自己責任なのでおすすめはしませんが、どうしても「自分の手で解決したい!」というのであれば、固形物に対してラバーカップを使っても良いかもしれませんね。

ラバーカップは便器に合った種類を選ぶこと!

「私のトイレの詰まりにはラバーカップが使えそう!」と思ったら、早速準備をすすめましょう。
ただし、ラバーカップにも種類があるので、あなたが持っているラバーカップがあなたの家の便器に対応しているか確かめないといけません。
これからラバーカップを買いに走ろうと思っている場合も、ラバーカップの種類を覚えておきましょう。

ラバーカップの基本は2種類!

ラバーカップは基本的に形が2種類あります。

和式用

画像のように先端が平たくなっているラバーカップは和式便座の詰まりに適しています。

洋式用

画像のように和式のラバーカップの先端に出っ張りがついたものが洋式便座用です。

見た目的には先端に出っ張りがあるかないかの違いなので、特徴さえ覚えてしまえば買い間違えることもないでしょう。
中には先端の出っ張りが収納式になっており、和式にも洋式にも対応できる兼用タイプもあります。

しかし、ひとつの家に和式も洋式もある家は少ないでしょうから、特に理由がなければ素直に自分の家の便器に合ったものを用意しましょう。

ついつい和式を買ってしまった場合は?

和式用と洋式用のラバーカップだと、和式用のほうが値段が安いです。
100円ショップにもラバーカップは置いていますが、おそらくすべてが和式用のものです。
そのため、洋式用が必要なのに「新生活を始めるときに安い和式用を買ってしまった。」「安さにひかれてついつい和式用を買ってしまった…。」ということもあるかもしれません。

ラバーカップは、便器の排水口に密着できるかどうかで効果が変わってきます。
もし、和式用のラバーカップでも排水口部分(普段水がたまっている部分)に密着できるなら、詰まりを解消できるかもしれないので、トライしても良いでしょう。
しかし、密着できず隙間から空気が漏れてしまうようなら、おとなしく洋式用を用意したほうが賢明です。

ラバーカップ以外にも準備を!

便器に合ったラバーカップさえあれば、詰まりを解消できる可能性があります。
しかし、ラバーカップを使うと便器の水が跳ねることもあるので、次のものを用意しておくと良いでしょう。

・ラバーカップ…1本
・ビニール袋…1枚(10L程度のもの、もしくは便座を覆えるくらいのサイズのものにしましょう)
・バケツ…1個(10L以上のものが望ましいです)
・灯油ポンプorペットボトルしゃくし
水を汲み出すために灯油ポンプを用意したいところですが、ない場合は下の画像のようにペットボトルを切って作った簡単なしゃくしでも良いです)

・雑巾…複数枚
・ゴム手袋…1組(手の汚れを防ぐため)
・マイナスドライバー…1本(止水栓を止めるため)

動画で見るラバーカップの正しい使い方

必要なものが準備できたら、さっそく実践にうつるわけですが、その前に一度動画で正しいラバーカップの使い方を学んでおきましょう。
下の「手順の解説」では、動画の手順を文章でも解説しています。
それぞれの項目ごとに動画の時間を書いているので、見直したい部分があれば参考にしてみてください。

ラバーカップ使用方法について TOTO

手順の解説

1.止水栓を閉める (1:25~)

マイナスドライバーを使ってタンクの脇あたりにある止水栓を閉めます。

2.タンクの中の水を灯油ポンプでバケツに移す (1:38~)

作業中に間違ってレバーに触り水を流してしまうとトイレが水が溢れてしまう危険もあります。
可能であれば、灯油ポンプで水をバケツに移し替えます。

ただし、灯油ポンプが手元にない、灯油ポンプをトイレの水に使いたくないという人もいるでしょう。
そういった場合は、下の画像のようにレバーの隙間にティッシュを折りたたんだものを挟んでおくと、とっさにレバーに触れても水が流れにくくなります。
(この方法はTOTOが推奨している方法ではありません。
行うときは細心の注意を払ってください。)

3.便器内の水位を調整する (2:00~)

便器内の水位が多すぎるとラバーカップを使ったときに汚水が溢れてしまいます。
少なすぎるとラバーカップの効果が半減します。
ラバーカップを使う前に水位を調整しましょう。

便器の水位が上面まである場合 (2:17~)

灯油ポンプで便器内の水をバケツに移し替えます。
目安はラバーカップを排水口に設置したときに、ラバーカップが覆われるくらいの水位です。
灯油ポンプがない場合には、ペットボトルで作ったしゃくしで水を汲み出しましょう。

便器の水位が無い場合 (2:52~)

便器に水位が無い場合は、バケツで水を静かに注ぎ足します。
目安はラバーカップが覆われるくらいの水位です。

4.ビニール袋で汚水の飛散を防ぐ (3:11~)

ラバーカップを動かすと、水が便器の外へ飛び跳ねる可能性があります。
用意したビニール袋の中央にラバーカップの柄が通る程度の穴を開けて、ラバーカップの柄からかぶせます。
ラバーカップを便器の中に一度置いて、ビニール袋で便器をおおいましょう。

5.便器の排水口にラバーカップを密着させ、押し付けて引く (3:37~)

いよいよラバーカップを実際に使います。
まず、便器の排水口部分にラバーカップを密着させます。
このとき、勢い良く押し付けるのではなく「静かに」排水口に密着させてください。

密着させたら、「静かに」柄の部分を押し込みます。
完全に押し込めたら「勢い良く」柄を引きます。
「静かに押して、勢い良く引く」という動作を数回繰り返します。

6.作業後のつまり確認 (4:05~)

ある程度作業を繰り返したら、一度ラバーカップを引き抜きつまりが解消されているか確認します。いきなりレバーを動かして水を流すと、つまりが解消されていない場合は水が溢れてしまいます。そのため、バケツでゆっくりと便器内に水を流して、水位の変化を確認しましょう。

普段通りスッと水が引けば、詰まりは解消されています。
水位が上昇する、もしくはゆっくりと水が減っていくのであれば、まだ詰まりは解消されていません。
再度、ラバーカップを試してみましょう。

7.つまりが解消できたら、止水栓を開け後片付けをする (4:33~)

水が普段通り流れるようになったら、マイナスドライバーで止水栓を開けましょう。
もし、バーにティッシュを挟んでいる場合は忘れずに外してくださいね。
このとき、間違ってもティッシュを便器に捨てないでください。
ティッシュは便器に流してはいけないものです。

使ったラバーカップやビニール袋などの後片付けもして、終了です。

ラバーカップの2つの注意点

一通りの手順を説明しました。
手順の中で特別難しい部分はなかったと思いますが、ラバーカップの効果を100%引き出すために、ラバーカップを使って事態を悪化させないために、特に注意してほしい点が2つあります。

注意点①押さずに引くべし、押さずに引くべし!!

今回一番お伝えしたいのが、ここです!
ラバーカップは押して使うのではなく、引いて使いましょう。
手順の部分でも説明しましたが、ラバーカップを排水口に密着させるとき、そして柄の部分を押し込むときは「静かに」押してください。
これで、ラバーカップで塞がれた排水口の内部は真空状態になります。

この状態で、グッとラバーカップの柄を引きましょう。
そうすると、排水口の内部にたまっていた水が便器側に引き寄せられ、一緒に詰まりの原因となっていた物体も顔をあらわします。

反対に、ラバーカップを強引に押し込むようにして使うと、詰まっている物体はどんどん排水管の奥へと流れていきます。
これがトイレットペーパーなどの紙類ならまだ良いですが、溶けたりほぐれることのない固形物なら、業者を呼ぶしかなくなります。

ラバーカップを使うときは、押すときではなく引くときに力を込めましょう。

注意点②2~3分で使用をやめる

詰まりの原因が紙類なら、上で紹介した正しい方法でラバーカップを使えば2~3分程度で簡単につまりが解消できます。
もし、2~3分程度続けてもつまりが解消できないとなると、「かなり大量の紙類が詰まっている」「固形物が完全にひっかかっている」という2つのケースが考えられます。

紙類であれば1時間程度置くと水の力で溶ける可能性もあるので、時間を置いてからもう一度ラバーカップを試してもよいでしょう。
しかし、固形物が完全にひっかかっているなら何度やっても結果は同じですし、場合によっては事態を悪化させます。

ラバーカップを使うときはムキにならずに、2~3分程度使ってもまったく効果が出ないなら使用を中止して、別の方法を考えましょう。

test

最後に

ラバーカップは、押さずに引くべし!
どうでしたか?
あなたは、これまで間違ったラバーカップの使い方をしていませんでしたか?

ラバーカップは、正しく使えば紙類のつまりには絶大な効果を発揮します。
しかし、間違った使い方をすると効果が半減したり、詰まりの原因が固形物だと事態を悪化させる危険もあるのです。

「なにが詰まってトイレの水が流れないのか?」「ラバーカップを使ってもよい状況なのか?」「正しい使い方は頭に入っているか?」といった部分を一度考え直してから、ラバーカップを使用するか決めてくださいね。

主に、トイレの詰まりを直すためのラバーカップ(すっぽん)。 しかし、その使い方のコツを知らずに、うまく詰まりを改善させられず、頭を抱えてい...

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